先客はルドルフとマリーでした。 マリー「あら、皆揃って。どうしたの?」 アマーリエ「マリーこそ!」 マリー「カフェでバイトしてたら、ちょうどルイが宣伝に来たのよ。見て見てチューリップ!ルドルフに買ってもらったの」 |
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「いらっしゃいませ!どんな花をお探しですか?」 オーランドがアマーリエに言いました。アマーリエは花を買うつもりでやってきたのではなかったので、ほんの少し困りました。 「え〜っと、え〜っと…」 |
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「あ!あの白いお花!!」 アマーリエは適当に白い花を選びました。 「あの白い花ですね、きれいでしょう、あのお花はこれからの季節、よくお水をあげてくださいね」 そう言いながらオーランドは、何かをしげしげと見つめているフレデリーケに気付きました。 |
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「何かお気に入りのお花でもありましたか?」 オーランドはそう言ってフレデリーケに近付きました。 フレデリーケ「いや、そうじゃなくて…これ、何だろうって思って」 オーランド「これ?」 フレデリーケ「ええ、この黄色の花の所…」 |
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そこには見なれぬ、黒い種のようなものがありました。 | |
「不思議な模様〜」 「これは何の種だろう…いつからそこにあったのかな」オーランドは思いました。 |
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オーランド「何の種だかわからないけれど、よかったらそれ、差し上げますよ」 フレデリーケ「本当?嬉しい、ありがとう!」 |
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アマーリエ「いいなぁフレデリーケ」 さて、この種が一体何の種なのか、そしてどんなに貴重なものなのか、この時はまだ誰も知らないのでした。 |
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