前回のお話(第3話) 「ああどうしよう、こんな所まで来てしまった…今すぐ戻って謝れば、お巡りさんは許してくれるかしら。今頃、ヨハンは心配しているのかな…でも、私が盗み食いをした事を知って、怒っているかもしれない!」 |
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「それにしても、ここは公園なのね。素敵。白いベンチがある!こんな所にこんな素敵な場所があっただなんて、皆に教えてあげたいわ!…でも、私、帰れるのかしら…」 そう考えて、フレデリーケは落ち込みました。 |
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聞き覚えのある声、それはルドルフとマリーでした。 フレデリーケはとっさに木の影に隠れました。 「きっとヨハンに頼まれて、私を捕まえるために探しに来たんだ!!」 |
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「ねぇマリー、こんな近くに公園があったなんて、知らなかったね」 どうやらルドルフとマリー、こっそりデートのようです。 |
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「あちゃー。私ったら、何て間が悪いんだろう! フレデリーケは、悩みに悩みました。 |
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悩みに悩んで、フレデリーケは決めました。フレデリーケはただ思いきり走って逃げたのです。 もちろんルドルフとマリーはフレデリーケにすぐに気付きました。 大声で呼ばれても、フレデリーケは振り返りません。 |
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「フレデリーケ、待って!」 「どうして逃げるんだい、待ってよフレデリーケ!」 |
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ルドルフ達から逃げまどううち、フレデリーケはとうとう町まで走って来てしまいました。 「あぁ〜戻ってきちゃったよ〜」 あきらめて走るのをやめると、もう後ろにはすぐルドルフとマリーが追い付いてきていました。 |
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息を切らしながらルドルフが聞きます。 フレデリーケは、なぜ自分が逃げたのか、そのわけをルドルフとマリーに話しました。 |
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ルドルフは笑って「はっはっは!フレデリーケらしいね。大丈夫、僕らは君を捕まえに行ったんじゃないよ。ヨハンだって、ちゃんと謝れば許してくれるよ。」と言いました。 フレデリーケは十分反省をして、ヨハンのところへ行くことにしました。 |
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「ヨハン!ごめんなさい!」カフェに戻ってフレデリーケがそう言うと、ヨハンはこう言いました。 それを聞いてヨハンは心の中で笑いました。 「僕の予想は、大当たりだった!」 |
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フィリップもツェップスも心配していたと知り、フレデリーケは皆と一緒にお隣の交番へ行きました。 「フィリップさん、ツェップスさん。心配をかけてごめんなさい」 フレデリーケが謝ると、2人とも嬉しそうに |
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「みんなとっても心配していたんだよ。フリデリーケが急にいなくなってしまったから。一体何があったのか、それはあえて聞かないけど。これからは皆に心配をかけないようにね」 ヨハンが小声でフレデリーケに言いました。 |
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そしてフレデリーケは、マリーが焼いたお菓子を2つも食べて、すっかり御機嫌になりました。 そしてヨハンに西の森の公園の事を教えてあげました。 「今度、ルイやエレオノーラさんも、皆誘ってピクニックに行こうね!」 |
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