Fabuland第5話

クラウスとユリウスは、アントンの車に乗せられ、町から南にある村へ行く事になりました。

「いってらっしゃーい!」

「いってきまぁす」

町からすぐ、小さな森を抜けた所に、アントン達が引っ越して来た村はありました。

クラウスとユリウスは大きな声をあげました。

「うわーーーぁ!」

そこには大きなツリーと、たくさんの子供達がいたのです。
2人はもう、ワクワクしてたまりませんでした。

静岡からこのファビュランドに引っ越して来た皆に、アントンが2人を紹介しました。
「皆、新しいお友達だよ。彼らは町に住んでいるクラウスとユリウスだ。仲良くするようにね」

すると皆は、優しく2人を迎え入れてくれました。

その日1日、2人は村の集会所で過ごしました。夜、大勢が集会所に集まって、クリスマスのお話をしてくれました。
皆が言いました。
「今夜はここへ泊まって、明日帰ればいいよ。そしてまたいつでも遊びにおいで。大歓迎だから」
クラウスとユリウスは、とっても嬉しくなりました。

翌朝、皆が2人を見送ってくれました。
「僕らも町へ遊びに行くからね、また絶対に遊びに来てね」

「もちろんだよ!」クラウスは言いました。そして2人は村をあとにし、町に帰りました。

町につき、住宅へ帰るとヘルマンが言いました。
「おかえり。昨日は楽しかったかい?実はね、昨日渡しそびれたんだけれど、君たちに手紙を預かったんだよ」
クラウス「え?ぼくたちに?」
ルイ「きっと2人とも大喜びするよ」

「うわぁ!クリスマスカードだ!」

ヘルマン「静岡に残っている子供達から、君たちへのクリスマスカードだそうだ。村にもお友達ができたようだし、よかったじゃないか」

クラウス「うん!僕、これ、フィリップさんたちに見せてくる!」
ユリウス「クラウス、僕も行く!」

大喜びしている2人を見てルイが言いました「よかったですね、お友達もできたようだし。もう寂しくなさそうだ。これで少しはクラウスのいたずらも減るでしょう」。

ヘルマン「ふふ、そうだといいがねぇ」


さて翌日。
早速2人は、昨晩のお礼を持って、また村へでかけて行きました。

ルイ「あーーーっ僕のニンジンがっ!!」

フィリップ「こらクラウスーーーー!!」

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