クラウスとユリウスは、アントンの車に乗せられ、町から南にある村へ行く事になりました。 「いってらっしゃーい!」 「いってきまぁす」 |
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町からすぐ、小さな森を抜けた所に、アントン達が引っ越して来た村はありました。 クラウスとユリウスは大きな声をあげました。 「うわーーーぁ!」 |
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そこには大きなツリーと、たくさんの子供達がいたのです。 2人はもう、ワクワクしてたまりませんでした。 |
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静岡からこのファビュランドに引っ越して来た皆に、アントンが2人を紹介しました。 すると皆は、優しく2人を迎え入れてくれました。 |
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その日1日、2人は村の集会所で過ごしました。夜、大勢が集会所に集まって、クリスマスのお話をしてくれました。 皆が言いました。 「今夜はここへ泊まって、明日帰ればいいよ。そしてまたいつでも遊びにおいで。大歓迎だから」 クラウスとユリウスは、とっても嬉しくなりました。 |
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翌朝、皆が2人を見送ってくれました。 「もちろんだよ!」クラウスは言いました。そして2人は村をあとにし、町に帰りました。 |
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町につき、住宅へ帰るとヘルマンが言いました。 「おかえり。昨日は楽しかったかい?実はね、昨日渡しそびれたんだけれど、君たちに手紙を預かったんだよ」 クラウス「え?ぼくたちに?」 ルイ「きっと2人とも大喜びするよ」 |
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「うわぁ!クリスマスカードだ!」 ヘルマン「静岡に残っている子供達から、君たちへのクリスマスカードだそうだ。村にもお友達ができたようだし、よかったじゃないか」 |
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クラウス「うん!僕、これ、フィリップさんたちに見せてくる!」 大喜びしている2人を見てルイが言いました「よかったですね、お友達もできたようだし。もう寂しくなさそうだ。これで少しはクラウスのいたずらも減るでしょう」。 ヘルマン「ふふ、そうだといいがねぇ」 |
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さて翌日。 ルイ「あーーーっ僕のニンジンがっ!!」 フィリップ「こらクラウスーーーー!!」 |
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