その様子を見ていたガクルとヨアヒムが言いました。 クラウス「そうか、そうしようよユリウス!」 |
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クラウス達が手紙を書きはじめるのを確認して、 用をすませたフィリップ達は町へ帰る事にしました。 フィリップ「じゃぁ、私達はこれで。クラウスにユリウス、遅くなる前にちゃんと帰ってくるんだよ」 |
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ドーン 集会所を出たところで、ツェップスは誰かとぶつかってしまいました。 |
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「あいたたた‥」 とっさに出て来たのはフィリップでした。 |
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ぶつかった相手は、子供達の面倒を見ているシュテファニーでした。 ぶつかってしまった当の本人ツェップスは何も言えません。ツェップスはとても恥ずかしがりやで、そして無口なのです。 |
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シュテファニー「私はシュテファニー。ここで子供達の面倒を見ているの。よかったら、また村にいらしてくださいな」 ツェップス「・・・・・・」 |
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帰り道、フィリップは御機嫌に言いました。 フィリップ「やぁツェップス。シュテファニー、美人だったな!」 |
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フィリップ「隠すなよ、僕と君との仲じゃないか。君のタイプくらいわかっているよ!」 ツェップス「な、何を言っているんだよフィリップ…」 フィリップ「いいかツェップス、ぬけがけはなしだぞ!彼女がどちらを選んでも、僕らの友情は崩れやしないよ!」 |
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町までの帰り道、それでもツェップスは密かに思っていました。 確か西の森に、綺麗な花がいっぱいあったなぁ、それをつんで彼女に届けよう!きっと喜ぶぞ… |
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