cafe de nico -カフェ・ド・ニコ- 「はぁ…」 朝からフィリップとツェップスがため息をついています。 ヨハンが気を利かせて尋ねます。 「何か悩みごとでも?」 |
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フィリップ「いやね、女の子と仲良くなるというのは難しいもんだなぁと思ってね。しかも、まだ1度きりしか会ってないのだよ。どうしたら話すきっかけができるのか、ちょっと悩んでいるんだ、なぁツェップス」 「お、おい、フィリップ」 ツェップスがほんのちょっとあわてます。 「ははぁ、2人して恋の悩みですか」 ヨハンがそう言うと、ちょうど電話が鳴りました。 |
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「はい、cafe de nico…あ、シュテファニー?」 !! その名前に、2人はついドキっとしてしまいました。 「うん、うん…え、本当!?それは嬉しいなぁ、いいの?じゃぁ是非頼むよ、ありがとう。待ってるからね」 |
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「シュ、シュテファニーがどうかしたのかい」 フィリップがどもりながら聞きます。 「ええ、東京から集会所の子供達にバナナが送られてきたんですって。いっぱいあってとても食べ切れないから、うちの店におすそわけしてくれるって、今からシュテファニーが届けに来てくれるそうなんです。 「へ、へぇ、そうか。シュテファニーが、ここに、来るのか。そうか、そうなんだ」 |
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2人の動揺っぷりに、勘のいいヨハンは何となく気付いてしまいました。 「ははーん、2人の恋のお相手は、もしかしてシュテファニーかな…ふふ、そうかぁ」 |
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少しして、店の前に車が停まる音がしました。 「あ、シュテファニーかな」 皆いっせいにドアの方を向きました。 |
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ルイでした。 「何だルイか」 「何だとは何ですか!何だとは。せっかくバナナを持ってきたのに!!」 「え?」 |
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するとルイに続いてシュテファニーが入って来たではありませんか。 |
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